位置情報は経度緯度と平均海面で決まる

地図作成の重要なファクターとなる位置情報が、地図という平面の2次元の世界でありながらその地点の高さも関係していると聞いてもすぐには理解できないかもしれません。ところが地図作成の重要な作業とされる測量について規定した測量法第11条1項1号に「位置は、地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示する。以下略」とうたわれています。

ここでいう平均海面とは、満潮時と干潮時を長期間観測して得た記録から求めた平均値で、日本では東京湾の平均海面を標高0mとして算出するよう決められています。

東京湾の平均海面は、昔は東京都の霊岸島(現・中央区墨田川河口右岸の旧町名)の量水標に設置された量潮尺に刻まれた目盛りで満潮と干潮時の数値を6年近く毎日観測しその平均値から求められたものですが、その後神奈川県油壷で20年以上にわたり専用施設で各種ツールを駆使して求められた平均海面の数値とわずか3mmしか違わなかったことで値の正確なことが裏付けられ、現在では都内千代田区永田町に設置されている「日本水準原点」直下24.3900mを東京湾平均海面とされています。

地図作成の重要なファクターとなる位置情報…